【レポ】しりあがり寿の現代美術 回・転・展行ってみた【前編】
私には、この夏絶対に外せない超激アツイベントがあった。
それは、フジロックでも、ピカチュウ大量発生チュウでもなく、、、
そう、しりあがり寿の現代美術 回・転・展だ!!!
参ったか!!!
しりあがり寿先生の作品は高校生の頃から愛読している、、、
という事を自慢している。
作品数が多いので、全部追っている訳ではないけれど、、、
きっかけは、生涯ベスト級に好きなマンガ「瀕死のエッセイスト」との出会い。
当時16歳の私は、このマンガを中野ブロードウェイで購入し、近くのフレッシュネスバーガーで号泣しながら読んだのだった。
それから、しりあがり作品にハマり、多感な年頃の私は、かなりの影響を受けた。
よって、このイベント行くしかない。
※このレポは、王様のブランチの映画コーナーばりにネタバレするので、ご了承下さい
7月某日、開催地の練馬区立美術館に無事到着。
なんだろう、美術館前広場のシュールさは。
この広場に何の疑問も感じず、子供達がキャッキャ遊んでいる様がよりシュール。
ちょっと夢の中にいる様な感覚になる
→しりあがり作品鑑賞前の気持ち作りに最適!
広場を通り抜け、外階段を登って美術館内部へ・・・
おお!
やっとるやっとる!
胸騒ぎが止まらないぜ!
さっそくゲートをくぐると、生原稿の洪水。
そう、この展覧会は1階と2階に分かれていて、1階はしりあがり先生の生原稿コーナー、2階は回転コーナーになっているのだ。
まずは、みんな大好き「真夜中の弥次さん喜多さん」の"メビウス"だ♪
続いて「徘徊老人ドンキホーテ」、これは読後の切なさが半端ではない。
今で言う「暴走老人」をテーマにここまでコミカルで面白い作品を作れるのってすごい。
ユースケサンタマリア氏が、一番好きなしりあがり作品にあげていた「方船」もあります。
祖父江慎さんデザインの聖書の様な本の装丁も素晴らしい、「ジャカランダ」。
「ジャカランダ」と「方舟」って、どちらも世界崩壊の話なんだけど、話上一応筋が通っているのと完全に不条理なのの違いとか、最後のラストの違いとか、併せて読むと感じる部分がたくさんあって楽しめます。
出た!
「瀕死のエッセイスト」だっっ!
わーーー!
生原稿からキャラクターの息づかいが聞こえる様だ。
さらに「瀕死のエッセイスト」と並ぶぐらい好きな作品「ア〇ス」も!
(特に正しい読み方はないが、便宜上"あまるす"と読む事が多い)
かなり精神的にやられる内容なので決して万人に勧められる作品ではないんだけど、私は相当好きです。
完全にあっち側に行ってしまった女の子の視点から見える世界が体験できる漫画なんてそうそうないでしょ?
そしてついに2階へ、、、
【後編】に続く!!!!!
私のくせにいっちょ前に前後編分ける!!!!!
(^_^)/‾