おばさんの自慢攻撃、今の所打つ手なし②【独白】
その②
証券会社勤務、歩合制営業員のおばさんB子さん、年齢42歳の場合。
B子さんは、なでしこジャパンの平均顔の様な感じで、化粧っけ無い不美人だが、実年齢よりも遙かに若く見える。
事実、私は20代後半ぐらいだと思っていた。
ちなみに、私が勤めていた証券会社には正社員である総合職、一般職の他に「歩合制社員」というものがあった。
歩合制社員とは、出来高に応じて歩合制で給料が出る女性営業部隊で、B子さんもその一人。
そんなB子さんとある日の会話。
B子「うさばら氏さんってまだ2年目だっけ?
てことは、20代半ばぐらい?
若くていいなぁ~私なんて気づいたら42よ。」
うさばら氏「えっ?!B子さんってアラフォーなんですか?!嘘でしょ?!
20代後半ぐらいだと思ってました!!!
これお世辞じゃなくてマジです!!!」
B子「確かに年齢だけは若く見られるのよ私、だからって美人なわけじゃないんだけどね(笑)。息子も大学生よ。
この前なんて息子が通ってる東京医科歯科大の文化祭に行ってさ~・・・フフフ。」
うさばら氏「えっ、息子さん東京医科歯科大行ってるんですか!?すごい優秀!!」
B子「うん、まぁね、何か医者になりたいみたいで、勉強は頑張ってたみたい。
だから現役で入れたの、ニカッ。
高校のお友達も優秀な子が多いんだけど、そうゆう子達って全然自分の学力鼻にかけなくて、普通にいい子達なのよね~不思議と。」
うさばら氏「・・・・・・ふ~~~~ん。」
この自慢攻撃を喰らった時、私は証券営業2年目の夏で、精神的にも肉体的にもかなり参っており、生理も完全ストップしていた。
全く、余裕がなかったのだ。
だから、本気でイライラしてしまった。
「こいつ、最終的に息子の自慢話に着地させる為に、まず私の若さを誉めたのか?!」と思うと、余計に。
今だったら、「よっぽど自慢の息子なんだな」と微笑ましく思えるのに。
その日から私は、B子さんの顔がニホンザルに見える様になった。
めでたしめでたし。
あ~めでた。
(^_^)/~